"Pilot Debut"パイロットからのライセンス取得記に続き,"The crew episode"クルーからも原稿を寄せて頂きました.是非読んでみてください.

もくじ
"一緒に気球バカになろう" 南里
"この大学に来てよかったと思える理由" 西尾
"佐賀インターナショナルバルーンフェスタ(SIBF)について" 坂口

"一緒に気球バカになろう"

 工学部社会環境システム工学科二年でpu/tの南里健斗です。ちなみにpu/tって何のことかというとパイロット訓練生のこと。バリバリ理系の僕が頑張って苦手な文章を書きました。良かったら最後まで読んでみてください。

 まず僕が気球部に入った理由について。僕の出身は佐賀県佐賀市嘉瀬町。そう、気球をする人ならだれもが知っている佐賀インターナショナルバルーンフェスタの会場にすごく近いところで生まれ育ちました。物心ついた時から近くに気球があって、登校途中に今日もたくさん飛んでるなーと思いながら12年間登校していました。時には家の上空からする気球のバーナーの音で起きたりしたことも、笑。ただ気球を操縦したりするなんてできないだろうなと思っていました。そして時は過ぎて宮崎大学に入学し何のサークルがあるか調べると''気球部''の文字。僕はそこで入部を即決しました。それからというものほぼ毎日、気球のことを考えて生活しています。

 入学してから1年が経ちたくさんの大会に参加したり素晴らしい経験をさせてもらいました。その中でも印象に残っているのは佐賀大会の前乗り。前乗りとは大会前に一足早く大会会場に行き大会が始まるまで毎日、気球や観光を楽しみます。前乗りに来る人は気球部の中でも本当に気球バカの人たちだけ。本当に楽しい人たちです。前乗りでは朝気球をして昼寝を十分にして午後は観光、そして夜は佐賀のうまかもんを食べて温泉に入り次の日の気球に備えて寝るという夢のような1週間弱を過ごします。本当に幸せです。そこで僕は憧れの先輩のフライトをまじかで見たり、そして佐賀在住の宮大気球部OBの晃平さんのインストラクターのもと、初トレーニング。本当に有意義で楽しい前乗りでした。

 今シーズンではパイロットにはなれませんでしたが来シーズンには必ずパイロットになって気球をこれからも楽しみます!!ぜひ新入生にも気球部に入って一緒に気球バカになれたらと思います。楽しい思い出を一緒に作りましょう。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。       

南里健斗

"この大学に来てよかったと思える理由"

 こんにちは。会計を務めさせてもらってます、情シス二年の西尾です。気球部関係者のほぼ全員からはキャベツと呼ばれてます。その理由は割愛します。別にいじめられてるわけじゃないですよ。

 さて、せっかくの大学生活、やっぱり楽しみたいですよね。去年の僕は楽しいだけでなく、何か物珍しいこともないかなーと思ってました。そんな時に部活一覧を目に通したときに『気球部』の文字が目に留まりました。もちろん他にも楽しそうな部活はありましたが、時間がたくさん取られたり 、雰囲気があまり好きじゃない等の理由で見送ってました。そして、最後に尋ねたのがこの気球部でした。雰囲気とか先輩方が気球の下の部分を組み立てるのを見て即決で入ったこの部活ですが、 結構お金がかかります。気球って意外と大会が多いんですよね。しかも場所が琵琶湖だったり北海道だったり。食費や滞在費もそれなりにしますが、やっぱり移動費にお金がかかります。気球を積んだ車ごと移動しなければなりませんから。佐賀や鹿児島県の志布志市などはある程度近場なので安いんですがね...。あ、もちろん大会は強制参加とかじゃないので、財布や 単位が不安な場合は不参加も OK です。ただ、他では得難い楽しさがあるので、 ちょっと無理をしても行っちゃうんですよね。気の合う仲間と旅行に行くのって家族旅行とは違う楽しさがあっていいんですよね。この場合は旅行じゃなくて大会ですが。

 ぶっちゃけ、僕は 11 月ぐらいまで気球の楽しさがいまいちわかってなかったように思います。まあ今の時点で気球の楽しさを理解できているとはあまり思えませんが...。最初は普通じゃ見れない景色、体験ができて楽しいな ー、ぐらいにしか思ってませんでした。むしろ、大会の間や、終わった後の観光の方が楽 しみでした。もちろん今も観光は好きですが。気球って結構長い歴史があるんですよね。やっぱりその長さの分だけ、奥深さがあるというか。この感覚は、やっぱりある程度気球に触れてみないと分かりづらいかなと思います。ただ、ある程度理解してみると一気に見え方が変わり、 気球の楽しさや自分の理解してなさがやっと見えてきました。僕はパイロットでも何でもないただの一般クルーですが、一般クルーなりの楽しさを追求していきたいと思いますダラダラと書いてきましたが、 何が言いたいかというと、この大学の、この部活に入れて本当に良かったと思っています。

西尾

"佐賀インターナショナルバルーンフェスタ(SIBF)について"

  去年の10月の終わりに参加したSIBFについて紹介と感想を述べていく。これを通じて、気球の大会の魅力やすごさを知ってほしい。

 まずは紹介から。この大会は日本最大の熱気球大会である。国内外問わず延べ100機以上の気球が参加し、動員数も10万人以上と非常に規模が大きい。朝一斉に河川敷から離陸するところは一面に咲く花のようで、また夜に行われるラ・モンゴルフィエ・ノクチューンのぼんやりとした気球から放たれる幻想的な明かりも魅力的だ。会場には露店が所狭しと並んでおり、限定グッズも見逃せない。この大会のために、駅ができるなど佐賀の協力も素晴らしい。

 さて、ここからは参加者としての感想を述べていく。早朝、日も出ていない中準備を始める。フラッグが変わり、一斉に立ち上げていく。この競技は風が強ければできないため、中止になるかはとてもハラハラする。気球を立ち上げ、離陸する。自分は車で気球を追いかけていく。ゴールに向かい、風の情報や上空の安全をパイロットに告げ、落としていくマーカーを回収する。これがどのくらいゴールに近いかで競う。ゴールにマーカーがぴったり行くことをオンマーカーという。大変難しいものだが、この大会ではゴールにマーカーが重なっていたりする。競技参加者の凄さがよくわかるというものだ。競技終了後、気球を回収し、午後の競技を行う。午後は日が出てきて風が強くなるため、よくキャンセルになる。また、午前は4~5タスク(設定される競技の数)で午後は1タスクくらいである。とはいえ、1タスクでも結果に響くため、真剣に挑む必要がある。夜にはラ・モンゴルフィエ・ノクチューンが行われる。「3、2,1、バーニングオン」で一斉に炎が気球にともり、音楽にのって気球が炎で照らされる。

 朝から夜まで気球漬けで、10/30~11/3の計5日間も行われ、疲労困憊になる。しかし、この大会に参加すれば気球にほれ込んでしまうのもおかしくない。新入生には、ぜひこの大会に参加してほしい。さらに、すべての人に一回は見てほしい。

坂口

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